「破」とはなにか~刑・害・破不要論
刑・害・破不要論として記事を投稿してきましたが、最後は「破」です。「破」は刑・害・破の中でも最も迷信的なものですが、まずは以下、武田考玄氏の解説をお読みいただくと理解が早いかと思います。
破ですが、これは四つ目、あるいは十番目の支に当たることから、四惑十悪と言われたり、夫婦の年齢の四つ違い、十違いは悪いとされる、迷信以外の何ものでもないものであります。これは傍冲と言ったり、戦剋と言ったりしておりますが、そうした用語も不適正であります。
【四柱推命詳義】(武田考玄)より
つまり、以下の表に掲げる地支同士が「破」の関係となります。
子 | 酉 |
丑 | 辰 |
寅 | 亥 |
卯 | 午 |
巳 | 申 |
未 | 戌 |
となっています。図でないため分かりにくいのですが、上記の地支を十二支の位置関係で調べてみると、必ずその地支から四番目あるいは十番目に当たる地支が破となることが分かります。
この中で「寅・亥」や「巳・申」は支合の関係ですが、既に支合が成立しているのに「破」の関係になるというのは、非合理というか無茶苦茶な感じが致します。
ということで「破」も取るに足りない理論ですから、四柱推命を解命する際には全く不要です。