四柱推命旺

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つばさの党代表ら3人を逮捕!?黒川敦彦容疑者の先天運を解読

今回は先日、公職選挙法違反で逮捕されたつばさの党代表、黒川敦彦氏の先天運を解読したいと思います。果たしてどのような暗示があらわれているのでしょうか?

黒川敦彦氏の日干強弱と喜神・忌神

黒川氏は1978年9月6日の生まれであり(ウィキペディア)、以下のような命造となります。

天干
地支

黒川氏は日干・辛金であり、月支は申月・金旺の生まれです。上記三柱を見る限り、かなり日干が強いようです。以下、五行の力量を見てみましょう。

  • 木:0.3
  • 火:4.7
  • 土:8.0
  • 金:16.7
  • 水:1.3

時柱を複数調べて見たところ、何時生まれでも身強となる命式です。また官の午火が申を剋す命造ですので、従旺格には分類されません。必ず普通格局となります。このことから、三柱で既に格局と日干強弱が確定します。

  • 日干:辛金
  • 日干強弱:身強(小強以上)
  • 格局:月劫格
  • 用神:壬水
  • 喜神:水・木
  • 忌神:土・金
  • 閑神:火
  • 調候:不要

まず金旺生まれの金強ですので、日干のエネルギーを洩らす壬水が用神となります。忌神は日干を生助する土・金。火については特に地支が巡ることにより、未土を強め(水を弱める)ますので忌神寄りの閑神と判断できます。

特に地支に巡る午・巳は凶となります。

黒川敦彦氏の大運動向について

黒川氏の大運を追っていくと、20歳(1999年)から【癸亥】の喜神運が巡ります。その年の経歴をウィキペディアから抜粋すると、『2003年、独立し会社を立ち上げる。同年4月、大阪大学フロンティア研究機構アシスタント・プログラム・フィクサーに就任し、同年9月まで務める。その後、いくつかの会社設立、運営に関与』『2008年のリーマン・ショックをきっかけに「今の金融業界に未来はない」と考え政治活動を始める。』

続く大運は2009年からの【甲子】であり、黒川氏にとって人生で最も喜となる大運です。経歴には、『2011年春、今治市に帰郷し、農業と地域振興事業に携わった』『2016年より、安保関連法制廃止を掲げる候補者を応援する市民団体「でんわ勝手連」に参加し事務局長を務めた。』『同年4月の衆議院北海道5区の補欠選挙に立候補した池田真紀を応援するためのイベントを立ち上げ、Facebookで参加者を募った。そこに政治活動家の外山麻貴が参加。選挙後、東京で開かれたお疲れ様会で黒川と外山は初めて出会った。それぞれ配偶者がいたが、やがて男女の仲になった。』『2017年2月5日に行われた今治市議会議員選挙に妻の黒川美樹が無所属で立候補し、初当選した。』『同年5月、市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」を結成し共同代表に就任。同団体での活動はマスメディアでも取り上げられ、同年8月には民進党の「加計学園疑惑調査チーム」の会合で講師を務めた。』

とあり、木・水が喜神であることが如実にあらわれています。しかし、2019年から暗雲が立ちこめます。大運は【乙丑】へと移り、忌神の丑土が巡るためです。ただし、丑は前半4年(大運順旋の場合)は水旺ですので、特に2023年から忌神の土旺の運気に入り、運気が低迷することが見て取れます。

ちなみに忌神運の2019年から、問題となっている政治団体「オリーブの木」を結成していることは、大変興味深いところです。忌神の運気に入ると、悪い事象が起こるための土台が形成されていくことがよくあります(姓名位相も大きく関係しますので、当然一概には言えません)。

その後、2021年にはNHK党に接近し、徐々に騒動や色々な問題が露呈していくことになります。事の詳細は省きますが、流年においては2022年【壬寅】2023年【癸卯】と喜神運が続けて巡っており小康を得ていましたが、2024年【甲辰】運に入ると地支には未・申・午・丑・辰が巡ることになり(いずれも固有根)、日干が大過。これにより、暴走的な行動に出たものと思われます。

以下、忌神の印・比劫が大過する場合の忌象をざっくりと書いておきます。

  • 財に困窮する(黒川氏は立花氏に、大きな負債があると追求されています)
  • 自信過剰・自我過剰・強引な行動に出ることがある
  • 印の大過により食傷が無力となり、失職することあり(選挙での落選・除名処分など)
  • 融和・協調の精神を著しく欠き、対立したり、独断的行動に出る
  • 比劫が大過すると度量が狭くなり、物事を批判的に見るようになる

上記は黒川氏の姓名も見た上での判断ですが、黒川氏は姓名に忌神の土(印)を三つも有しており、大運の凶暗示を強めているのです(つまり、大運に忌神運が巡ることで忌神の大過が著しい状態となる)。一方、もし姓名が水・木で構成される場合は、忌神運が巡っても上記のような極端なことにはなりません。むしろ、喜の傾向が出ることもあるくらいです。

また印が大過すると、極端な思想や行動に走りやすい点も特徴です。印は【精神】を象徴する生剋名なのですが、大過することによって【精神のバランスが大きく崩れる】のでしょう。多くは理性を欠き、時に極端な主張を展開することがあります。また印が大過している人は、周囲と反りが合わず、社会的に孤立している場合が多いのも特徴です。

黒川氏の姓名構造について

これは虎の舞でも書きましたが、黒川氏は三才【土・土・木】、五格においては三つの土と二つの木を有していますが相剋しており、姓名位相は40点程度と判断できます。

このように低い姓名位相の場合は、大運で喜神が巡っている時期はまずまず順調な運勢・境遇が期待できても、忌神運に入ると一気に運気が低迷し、没落していくことになるのです。また病気で身動きが取れなくなったり、最悪は早世してしまう事例も沢山あります。

黒川氏の場合は、木が二格にあることが若干の救いとなっているものの、土と相剋してしまい、財の木が活きません。また財(木)ばかりで食傷の水が無力な場合は、『とにかく財を獲得できれば何でもやる』といった思考になりやすく、この点もマイナスです。

また先天運と姓名との関係は、性質傾向にも大きな影響を及ぼす、ということもよく覚えておいて下さい。大体我が強すぎる人や、強引すぎる人の姓名は先天運との関係において比劫が強過ぎる傾向が見られます。