急逝した望月祐治さんの先天運解読と喜神・忌神・大運動向等
今回は、先日虎の舞の事件簿にもあげた俳優・望月祐治さんの先天運解読を行いたいと思います。望月祐治さんは2025年11月末に、41歳の若さで死亡したということが公表されています。
望月祐治さんは、1984年2月18日生まれだそうです。
| 天干 | ? | 壬 | 丙 | 甲 |
|---|---|---|---|---|
| 地支 | ? | 午 | 寅 | 子 |
上記が望月さんの先天運・三柱です。日干は壬水であり、月支は寅月・木旺の生まれであり、食傷が月令を得る命造です。
一見すると火がかなり強いようですが、月支に比劫の子があり火と相剋するため、従児格にはなりません。普通格局・偏財格です。
地支においては午・寅火局半合が形成されていますが、時柱によってはこの火局は不成立となることもあります。とはいえ火局半合の可能性の方が高いため、現時点では火局半合成立として見ていきましょう。
すると三柱での五行力量は以下のとおりです。
- 木:5
- 火:20
- 土:0
- 金:0
- 水:9
上記は補正していない値です。比劫・水の力量はまずまずありますが、上記の力量バランスを見ると、水->木->火というように相生するため、補正すると木・火がより強くなることがお分かりいただけるでしょう。
印(金)がないため、現時点では補正すると水の力量は6程度になるでしょうか。身弱です。
また三柱では官の土がありませんので、火が直接日干と相剋する構造となっています。つまり、財多身弱ですので、食傷や財運に遭うと、財の忌象が出やすい命式ということです。
ちなみに望月さんの上記三柱は、何時生まれでも身弱(平弱~中弱)となりますので、身弱は確定です。
望月祐治さんの先天運基本情報
以下は三柱での解命結果です。
- 日干:壬
- 格局:偏財格
- 日干強弱:身弱
- 用神:庚金か壬水(時柱による)
- 喜神:金・水
- 忌神:火・木・土
- 調候:丙火
時柱にも印(金)がない場合は、土が来ると日干を強く剋されるため、凶命と判断できます。もし時柱に金がある場合は、土は閑神となる可能性もあります。
調候は適切ですが、むしろ大過していますので、害(忌神)となります。上記の結果をもとに、望月さんの死亡時の大運・流年干支を見てみましょう。
望月祐治さんの死亡時前後の大運
健康運については、死亡時の大運・流年に必ず忌神が巡るというわけではありません。実際は忌神が巡っていることの方が多いものですが、健康状態は忌神の時期に病の種が育っていく過程を経ることも多いため、死亡時直前の大運も見ておきましょう。
ただし望月さんの死因は公表されておらず、病死ではない可能性(事故・自殺等)もあることを付記しておきます。
2009年~2019年の大運は【己巳】火旺運でした。三柱に対しての巳の作用は遮るものなく固有根となります。このため、巳火は午・寅の火局半合に加担することになり、財旺盛となる忌神運であることが分かります(ただし当然、時支が申等の場合は合去する)。
天干は己土であり、年干の甲と合去していますが、こちらも時柱によっては固有の干となる可能性があります。総合すると、やはり忌神運と判断できるでしょう。
このように財多が強まる忌神運の特徴としては、特に仕事運・財運・健康運に対してマイナス作用があります。
続く大運、すなわち望月さんが死亡した当時の大運は【庚午】です。午は言うまでもなく強い火旺運であり、寅・午に加担します。子があるため半合以上とはならないものの、火の力量が30程度となるためここへ火の運が巡ると危険です。
天干の庚金は日干を生助するものの、月干の丙火に剋され力を失っています。
そして死亡時の2025年の流年干支は【乙巳】の火運と巡り、さらに火が大過していたのです。
このような大運・流年の忌神運に加え、虎の舞では望月さんの姓名構造も悪いことから早世の暗示があることを示唆しました。
死因については非公表のようなのであまり深入りはしませんが、火が大過したことが要因となっていることは明らかです。この場合、先天運的には火に追い詰められた水に難が出ることが多いのですが、大過した火の部位における病難の疑いもあります。
望月さんの姓名構造は、四大運凶数、および三才は【土・火・水】というもので喜神の水が忌神の火と相剋する凶暗示をもちます。
上記の理由から、健康運良化のためには姓名構造が極めて重要であり、これによって先天運との五行バランスをはかり、安定した運気や生命力の活発化を目指すことが望ましいと判断しています。