四柱推命旺

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真矢さん(LUNA SEA)の先天運解読と喜神・忌神、良姓名構造の見極め方等

こちらは虎の舞で姓名構造の凶意を解説したLUNA SEAのドラマー、真矢さんの先天運解読の根拠を示す記事です。真矢さんの命式は三柱でも比較的喜神・忌神が取りやすいです。

天干
地支

真矢さんは1970年1月13日の生まれであり、三柱構造は上記となります。日干は癸水であり、月支は丑月・水旺です。地支には既に巳・丑・酉の金局三合が揃っているため、日干身強確定となります。

ただし巳が合・冲する場合は三合が成立不可となりますので、この場合も確認しておきましょう。以下の場合です。

天干
地支

上記は申時生まれですが、申・巳が支合の関係のため金局は成立しません。しかしながら、上記の時点で金・水あわせて大過し、なおかつ丑・酉の金局半合が成立するため、日干力量は中強以上あります。

天干
地支

また上記は時支が亥となる場合ですが、こちらの場合は旺じる水が20を超え大過。こちらも日干中強以上となります。

さらに、最も身弱となる可能性のある木(相令)の時間帯についても確認しておきます。

天干
地支
天干
地支

上記の木の時間帯では木の力量が10程度になるものの、金三合が成立するため日干力量は小強となります。いずれも同程度の日干力量です。

したがって、真矢さんの日干強弱と喜神・忌神は三柱で既に明確となります。

真矢さんの命式解命結果

  • 日干:癸
  • 格局:健禄格
  • 日干強弱:身強(小~中強)
  • 用神:丙火
  • 喜神:火・木
  • 忌神:金・土・水
  • 閑神:なし
  • 調候:丙火

まず注目すべきは調候の有無と有効性です。もし金の三合が成立する場合、巳中の蔵干が金に変化すると考えるため、調候不良となる可能性が出てきます。もちろん時支が寅・午等の場合は調候が存在することになりますが、それでも総量としては弱いです(調候の不足)。

ただし、巳が解合される時期は調候有効となります。

また土が忌神となる点にも注意です。特に金の三合を形成する場合、土は躁土・湿土ともに金を生じる情があるため、忌神と判断します。ただし、歳運によって水もしくは木が強い時期においては、土は閑神と判断できる場合もあります。

上記の鑑定結果から、真矢さんの本名の三才【金・土・土】は先天運との五行バランスが悪いと判断できます。特に次の項で述べるように、大運にも忌神が主として巡る場合は、健康に大きな問題を生じる可能性があることは虎の舞でも解説しているとおりです。

真矢さんの大運巡り

最後に真矢さんの大運動向を確認してみましょう。幼少から忌神が巡っていることが分かります。忌神が強い大運期でもドラマーとして成功できたことは姓名構造の吉面が発揮されたものと考えられますが、健康に難を生じたこと(大腸癌・脳腫瘍)は姓名構造の忌を物語っています。

忌神の度合いの見方としては、特に金、次いで土が凶となります。

  • 1972~【丙子】:忌神の子水巡るが、印強のため健康運は良好となる暗示あり。また子は丑と合関係にあり、三合を解くため吉祥あり
  • 1982~【乙亥】:忌神の亥水だが蔵干に喜神の甲木あり食傷有情。また亥は巳と冲し三合の一部を解くため、吉祥誘導あり
  • 1992~【甲戌】:地支の戌は三合金を強め凶。ただし時支が午火の場合は火局半合し吉。この時期にLUNA SEAとしてメジャーデビューをしているが、内的には苦労が多かったことを示唆
  • 2002~【癸酉】:忌神運。この時期に結婚していますが、健康を害しやすい時期です。酉は病原の発生に最も関与しやすく、また大腸癌は『平均的には 発生から10年以上経ってステージ4 に至るケースが多い』とのことから、おそらくこの時期に癌が発現したと思われます。印・比劫強となる大運のため、精力的に活動していても財運は弱いです。
  • 2012~【壬申】前期と同じく忌神運。この大運期に大腸癌のステージ4であることが判明しています。申の蔵干に壬水を含み、通根するため、金のエネルギーが水に流れ、前運よりは若干の喜。しかし比劫強となり、財浅となるため、仕事が減ったり治療費等で財に窮しやすい運です。
  • 2022~【辛未】忌神運。現在運であり、脳腫瘍が発覚した大運ですが、忌神の土・金旺盛となる運気であるため、最も健康に悩まされやすい大運期と言えます。特に流年において土・金の運気に注意です。

このように、真矢さんは大運に忌神が主として巡るため、健康運安定化のためには、姓名構造が非常に重要となるのです。

山田姓には天格が忌神の金ですので、構成は最良最善とはいきません。しかし【金・土・火】とするだけで地格・総格に喜神が入るため(調候不良の場合は調候も良)、健康運はかなり改善されます。

また財運を重視せず健康運のみを考えるのであれば、【金・水・木】とするのが良いでしょう。この構造は、主な忌神である土・金のエネルギーを極力弱める効果があるためです。比劫の水は忌神ですが、健康運においては金の気を逃がすため、喜となります(ただし、財運を犠牲にする。また、原局調候不良の場合は不適切)。