四柱推命旺

十干と十二支から解命を行う本格的四柱推命の専門サイトです。四柱推命の本質と解命方法を詳しく解説し、ユーザーの皆様の理解を深めていきたいと思います。

ご依頼者様の命造より~低位相の先天運と姓名により極度の不幸に

今回はまた、これまで極端に不幸な境遇を生きてきたご依頼者様の命造を元に、位相に対する理解を深めていただきたいと思います。

なお当サイトをご利用の方は充分に理解されていることと思いますが、先天運(命式)と姓名は運勢を司る上で一体のものですので、どちらか一方を語るだけでは理解も不十分となります。このため、最後に簡単にその方の姓名構造を示し、姓名の構造如何によって運勢は大きく変わることをご理解いただきたいと考思います。

命造と基本解命結果

まずはその方の命造と基本の解命結果。およびお知らせいただいたこれまでの境遇を簡単に示したいと思います。

天干
地支

命造は日干・辛金の健禄格です。戌は金旺であり、日干が月令を得ているためです。一見すると従旺のようにも見えますが、よく見ると天干には二つの食傷があり金と有情。そのため水の勢いは弱くは無く、また地支の辰・未に象される財の木を生じる構造のため、従旺格とは取れません。

日干強弱は、言うまでもなく身強です。地支は全て土性ですので、印が大過しているようにも見えますが、五行力量を計算してみると最強となっているのは旺の金で、次いで土という具合です。以下に基本の解命結果を示します。

  • 日干:辛金
  • 日干強弱:身強(中強程度)
  • 格局:健禄格
  • 用神:壬水
  • 喜神:水・木
  • 忌神:金・土
  • 閑神:火
  • 調候:壬水・丙火

まず、用神の水は旺の金に生じられるため10程度の力量があり、不及とは言えません。しかしながら、財の木はわずか2程度の力量のため不及。このため土多が解消されず、水によって湿土となったものが生金し、日干をさらに強めるという悪循環に陥りやすい命造です。

火は地支すべて土のため原則的に閑神ですが、特に地支に巡る午・巳などは忌神と考えて良いです。なぜなら午火が巡ることにより、土は乾いた躁土となり、埋金となる可能性があるためです。

ただ位相については、命造の五行バランス悪いものの、調候もまずまず良好ですし、用神の食傷も活きているため40~50点程度となり、それほど極端に悪い命造ではありません。しかし、この方の姓名は忌神ばかりであり、なおかつこれまでの大運に忌神が巡っていたため、極端に不幸な境遇を生きてきたようです。

姓名構造は以下のようなものでした。

  • 天格:土
  • 人格:土
  • 地格:火
  • 外格:火
  • 総格:金

このように、この方の五格はすべて忌神となっていました。ちなみに五格には吉数が多く、姓名だけを見れば大いに恵まれた人生を生きていそうですが、先天運を見た後ではそれはあり得ないことが分かるのです。

実際の境遇

それでは、この方の実際の境遇とその原因について以下に簡単に示したいと思います。

  • 幼少期に虐めを受ける(ストレスからうつ病と過食症を発症):印と比劫の大過
  • 歯と胃が大変悪く、歯は現在3分の1しか残っていない:歯は水に象徴され、胃は土に象徴される。土の大過により、水が不及となる。
  • 肺と皮膚が弱い:金大過の人や、火大過の人に多く見られる事象です。金は肺や皮膚を象徴します。
  • 極度の貧困:財運位相はこれまで最低です。これは原局・大運・姓名の三要素からその時の財運位相を見ます。
  • 気力が湧かない(決断力や行動力がない):先天運・姓名位相が低く、生命力が大変弱い状態。

それから、この方の大運は幼少期から青年期まで忌神の金旺運が巡っていました。これにより、特に幼少期~青年期には原局・大運・姓名と三つの要素がすべて忌神となるため、極端に不幸な境遇に陥ることになったのです。

そしてその境遇は、全て命造と姓名からみた低位相の状態と合致しており、大変興味深いです。しかし、最も重要な点は、もし全然別の姓名構造であったなら、その境遇は全然違ったものであった(はず)ということです。

これは、同程度の先天運位相の者が、姓名に喜神ばかりを有する時には概ね幸福な人生を生きているが、逆に今回の方のように姓名に忌神ばかりを有する時には極端な不幸や病弱に陥っていることを見れば一目瞭然です。

そのため、改名をしなければ運勢が好転しないことは明らかでした。この方の場合は、原局と大運の構造において火・土・金の三つに大きな偏りが生じていたため、姓名構造は木・水のみで構成することが最も良く、これによって健康・財運・仕事・人間関係・家族関係・異性運などが総合的に良好となります。