四柱推命旺

十干と十二支から解命を行う本格的四柱推命の専門サイトです。四柱推命の本質と解命方法を詳しく解説し、ユーザーの皆様の理解を深めていきたいと思います。

三木谷浩史さんの命式解命~大運・流年における波乱期を読む

今回は、少し前ですがタイトルの件で大変大きな話題になった楽天の会長である三木谷浩史さんの先天運を解読して見たいと思います。

もし三木谷さんの先天運解読結果が正しければ、現在の彼の大運や流年運には、忌神が巡っているはずですがどうでしょうか。

三木谷浩史さんの命式~日干強弱について

三木谷浩史さんは1965年3月11日(ウィキペディア)とあります。以下がその三柱です。※生時不明ですので、三柱および事象から喜忌を推測していきます。少し駆け足になりますがお付き合いいただければ幸いです。

天干
地支

三木谷さんの命造は比較的分かりやすいものです。なぜなら、三柱で既に日干の力量が中強程度あるためです。三柱においては合・冲なく、すなわち旺相死囚休の原理にしたがって、干支の構成から五行の力量をそのまま出していきます。

なお甲・己は干合の関係ですが、月支が卯・木旺ですので、干合(土化)しません。ちなみに己土は財干ですが、干合しない場合は、強力な財となります。

まずは五行の力量を見てみましょう。

約20
約2
約2
約0.5
約5

このようになっており、日干(木)が強いのが一目瞭然です。このため、どの時間帯に生まれても日干が強いことになります。以下に幾つか例を示したいと思います。

天干
地支

日干を剋す酉刻ですが、天干が癸水ですし、酉が子を生じるため、むしろ日干を強める働きとなります。日干身強。しかし、この時刻生まれは位相が中程度となりますので、おそらく三木谷さんの生まれた時刻ではないでしょう。

天干
地支

おそらく最も日干が弱くなる時刻です。午子冲去するため印が無作用化し、なおかつ時干に庚金が来て日干を剋します。しかしこれでも日干の力量は17程度あり身強です。

したがって三木谷さんは日干身強確定となります。

三木谷浩史さんの命式~格局と解命結果

以上の判断から、三木谷さんの解命結果が導き出されました。

  • 日干:甲木
  • 日干強弱:身強(小弱~中強)
  • 格局:健禄格(財の己土が有力であり、地支の巳火に相生されるため従旺格とはならない)
  • 用神:丙火
  • 喜神:火・土
  • 忌神:木・水
  • 閑神:金(特に申、酉は合去せず固有根となり、子水を生じるため忌寄り)
  • 調候:適切

このような結果になりました。そこで以下より、簡単に検証していきましょう。なお検証といっても、正確な時柱が分からない状態ですので、正確な合・冲による作用は読めません。このため、ざっくりとした判断になることをご承知おきください。

1996年~2006年【乙亥】
亥は水旺運です。『1996年2月、株式会社クリムゾングループ代表取締役社長。1997年2月7日、クリムゾングループで稼いだ6000万円を元手に、株式会社エム・ディー・エム(現楽天グループ)を設立。』『2002年、アメリカの経済誌『フォーチュン誌』の若手富豪ランキング6位に選ばれる。この当時から3000億円近い資産を有していた。5月、株式会社ネクスト取締役。6月26日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ取締役。8月、楽天トラベル株式会社代表取締役。』など、喜を発揮しています。亥水は単純に言えば忌神運ですが、忌の作用が見られませんので、生時が水を忌まない可能性が高いです。すなわち、土の時刻の生まれである可能性大。これほどの成功者ですので、先天運位相は相当高いと考えるのが普通です。また、三木谷さんの姓名には喜神(火・土)があり、忌神が大過するのを防いでいます。
2006~2016年【甲戌】
戌は金旺・土旺運ですので、先天運解読結果が正しければ、人生で最も成功し、また充実した運気の時だと推測できます。特に、2010年~2016年の土旺の時期は財旺となります。『2008年にはフォーブス誌の日本人富豪ランキング8位にランクイン、38億ドル(約4000億円)保有していると報じられ、2009年には36億ドル(約3384億円)で7位にランクイン、2010年には47億ドル(約4288億円)で6位にランクイン、2011年には56億ドル(約4648億円)で5位にランクイン、2015年には68億ドル(約1兆400億円)で3位にランクイン(過去最高)』とのことから、これも適合しています。
2016~2026年【癸酉】
現在の運勢です。癸水は忌神。また酉金は子水を生じるため、前運より位相低下します。2016年以降は目立った記事がありませんが、『2018年1月、楽天モバイルネットワーク代表取締役会長。6月、紺綬褒章受章』『2019年、日本プロ野球オーナー会議議長。11月、ベストドレッサー賞受賞』などがあり、地位安定。しかし、2022年には「ガーシー」に女性関係等を暴露され、また2023年にはご存知のとおり『暴力団組員との密接交際』疑惑が報じられるなど波乱が出ています。

2022年の流年干支は【壬(水)寅(木)】と、天干・地支ともに三木谷さんの忌神があらわれました。まず、大運干に癸水が巡り水が強まっているところへ、壬水が重なり大水の様相となります。

さらに、大運地支に酉金が巡りこちらも水勢を増し、そこへ寅木が巡ることで水・木大過。そして2023年には【癸(水)卯(木)】が巡り、より木の力量が強まったことで三木谷さんの地位を根底から脅かすような強い報道が出てきたということになります。

また、報道があった日は木旺月です。以下にこの報道があった2023年4/4の三柱を示します。

天干
地支

やはり木ばかりですが、その力量はというと。

約26.7
0
約1.3
0
約7

となっており、三木谷さんの最忌神が木であることが明瞭となっています。なお来年は【甲辰(前半木、後半土運)】、再来年は【乙巳(火運)】(以降3年間火運)ですので、ここを乗り切れば再び運気好転してくる暗示です。