四柱推命旺

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岡田斗司夫さん体調不良~四柱推命で読み解く病難の暗示

今回はオタキングこと、岡田斗司夫さんの運勢について解説したいと思います。最近岡田さんはYouTube上に、『病み上がりスペシャル〜10日間、倒れてました』という動画をアップし、その動画の冒頭で風邪で10日ほど寝込んでいたと語っていましたが、命式を読むとどうもただの風邪ではなさそうなので、ここに紹介しようと思います。

私は日々、有名人などの事象を元に先天運を観察するということをよくやっているのですが、岡田さんの現在の原局+大運+姓名のエネルギーバランスを読むと、ただならぬ偏りが見られました。これは何を意味しているのかと言うと、病難の暗示です。早速見ていきましょう。

※なおここでは岡田斗司夫さんの経歴やプロフィールについては省かせていただきます。また岡田さんのより詳しい状況については、動画などでご確認ください。

岡田斗司夫さんの命式解命

以下に岡田さんの三柱を紹介します。岡田さんの誕生日であえる1958年7月1日のものです。

天干
地支

三柱ですが、既に日干がとても強いことが分かると思います。日干の己土は午月・火旺に生まれ、印が月令を得ています。これに加え、午・戌の火局半合が成立してさらに火を強化し、この火が天干の三つの土を生じているためです。

したがって三柱で既に日干が強いことは確定ですが、一応三柱における五行別の力量を見ておきましょう。

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とこのようになっております。すなわち、印の火が最強となっており、次いで比劫の土が強い構造であり、日干は身強確定となるのです。これまでの岡田さんの成功から考えると、おそらく生まれた時間は15時~19時までの間であることが最も可能性が高いですが、それでも(時支申もしくは酉)日干の力量は中強程度となります。

つまり印が月令を得る身強の命造なので、喜神・忌神も以下のように六柱で判断がつくことになります。

  • 日干強(中強程度)
  • 用神:壬水
  • 喜神:水・金
  • 忌神:火・土・木(木は一応閑神として取りますが、火強の場合はほぼ忌神と考えます)
  • 調候用神:壬水

とこのようになります。もし時柱が【壬申】である場合は、調候用神である壬水があることになりますが、もしない場合はとても位相の低い命式と言えます。しかし、後に紹介するように、岡田さんは大運の流れが非常に良いため、大きく成功することができました。

そしてこれから紹介する大運の流れを読むと、上記で示した岡田さんの喜神・忌神が正しいことが分かるでしょう。

岡田斗司夫さんの大運の流れ

以下に、簡単に岡田さんの大運の流れを追ってみたいと思います。

2才~12才【己未】
忌神運です。強い比劫の土が巡り、財運位相が非常に低いため、比較的貧しい家の出身であることがうかがえます。実際には、『1963年(昭和38年)、住吉区遠里小野にある遠里幼稚園に入園した。幼稚園2年目で既に漢字が読めるなど早熟であったため、幼稚園は無意味だから辞めたいと主張し、父母らの同意のうえで1964年(昭和39年)に退園する。この頃、家計は貧窮し、ご飯のおかずはきな粉という食生活で、長屋に3家族で生活していた。(ウィキペディア)』とあります。
12才~22才【庚申】
岡田さんの原局は位相がそれほど高くないため(姓名をあわせても)、大運に強い喜神運が巡らなければ大きな成功はできませんが、早くから非常に喜の大運が巡っています。大運庚申は食傷の金が強いため、概ね順調に成長し、学業成績も良く、才能発揮していく時です。この時期は高校・大学に進学し、『1978年(昭和53年)、コンピュータを学ぶために大阪電気通信大学に入学するものの、当時発足していた「SF&アニメーション研究会」へ入部し、学業以外の打ち込める場所をここに得て没頭し始める。』とあります。
22才~32才【辛酉】
さらに食傷の喜神運が続きます。こちらも天干・地支ともに喜神が巡るという恵まれた大運で、金のエネルギーが15程度となりますので(解合なければ)、非常に発展性ある大運と言えます。同じく食傷なので才能発揮、仕事運が好調な時期です。この時期の事象をかいつまんで紹介しますと、『1981年(昭和56年)、第20回日本SF大会 (DAICON3) を開催。オープニングでDAICON FILMの自主製作アニメーションを上映。』、『1983年(昭和58年)には、DAICON FILMの自主制作映画『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』(総監督・主演:庵野秀明)の脚本を執筆した。』、『1984年(昭和59年)、アニメ制作会社「ガイナックス」を設立し、代表取締役に就任する。アニメ映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』、OVA『トップをねらえ!』、NHKテレビアニメシリーズ『ふしぎの海のナディア』や、PC用ゲームソフト『プリンセスメーカー』などのヒット作を生み出す。』など、やはり概ね好調な時期となっていることが分かります。
32才~42才【壬戌】
ここでちょっとブレーキがかかります。戌は前半金旺、後半土旺という大運ですが、原局との作用において戌・午・戌が成立する可能性、また成立しなくても比劫強となることに変わりはありませんので、特に後半は忌神に近い運気となります。事象を示しますと、『1992年(平成4年)、岡田自ら企画したPC用ゲームソフト電脳学園シナリオI Ver2.0が有害図書指定され、宮崎県を提訴して最高裁まで争うが棄却される。その後、ガイナックスはEOCSに加入する。同年、岡田はガイナックスを退社する。退社についてネット上では会社内での不仲説などが流れたが、岡田と共に同社を立ち上げた武田は「社長でありながら仕事をしなくなった岡田に会社を辞めるよう迫った結果だ」とし、岡田本人は、著書『フロン』において「子供が生まれてからSFや美少女モノの話が作れなくなってしまったため」と語っている。』。また、この時期訴訟なども起きています。
32才~42才【癸亥】
しかし、忌神運はすぐに大なる喜神運へと移っていきます。この大運は天干・地支ともに用神の水が巡るため喜の傾向性大です。また水は岡田さんにとっての財なので、財運が非常に良好となります。この時期に様々な活動をしています。『2003年(平成15年)、ガレージキットの草創期から公私にわたる交友がある海洋堂と組んで食玩「王立科学博物館」シリーズを企画し、タカラから発売。』、『2007年(平成19年)、自ら実践したダイエットをテーマに著した『いつまでもデブと思うなよ』(cf.) が、2008年(平成20年)に50万部のベストセラーとなる』など、やはり財運が好調であることが分かります。
42才~52才【甲子】
天干が閑神の甲というのが少し惜しいですが、地支に子水が巡るため概ね喜となる大運です。しかし気の流れは水->木->火と忌神を生じる流れが多少できるため、火や土の流年においてはやや波乱が出ます。たとえばその中の2015年(乙未)には、『2015年(平成27年)1月、岡田氏が女性80人と交際していたことが週刊誌に暴露された。岡田氏自作の〝愛人リスト〟がネット上に流出し、炎上騒ぎに発展。女性を細かくランク付けし、『「若い子は騙して抱いて、終わったら捨てろ」というのが僕の中の法則』などとも記しており、女性から〝鬼畜過ぎる〟と批判が殺到した。(週刊誌記者)。岡田氏自ら、 一時期は80人、2015年時点で9人の女性と同時に交際していると自称している。本件によって騒動となったことを受けてフリックスの代表を辞任した。』や、体調不良で緊急入院などが報じられています。しかし子水の徳があるため、『2011年(平成23年)2月、株式会社クラウドシティを設立。5月、ニコニコ生放送にて『ニコ生 岡田斗司夫ゼミ』を始める。』など、社会運や財運は概ね好調を維持します。
52才~62才【乙丑】
問題はここからです。丑は前半(2020年~2024年)水旺、後半(2024年~2030年)土旺となり、大運では2024年から忌神運気に入ります。また天干の乙木もわずかですが火を生じる力となるため、特に2024年以降は低迷期となるでしょう。今年2022年【壬寅】はまだ大運水旺ですが、大運の切り替わりというものは突然切り替わるのではなく、徐々に移り変わっていきます。そこで注目すべきは流年運となるのですが、今年から寅(2022)、卯(2023)、辰(2024)、巳(2025)、午(2026)、未(2027)と、概ね6年間も岡田さんの忌神運が続いていることが非常に気になります。もちろん原局との作用によって忌の度合いが変化することは当然ですが、岡田さんは原局の構造が悪いため、忌神運では一気に忌のエネルギーが高まることになり、これが今後の健康を危惧する理由です。

岡田斗司夫さんの現在の五行バランスと病気の兆候

以上で大運のあらすじを見てきましたが、概ね喜神・忌神どおりの人生となっており、そうであれば今後は少々暗雲が立ちこめる暗示が出ています。ただの風邪と言っていましたが、現在~今後の干支の推移を読むと、何やら病難の暗示があることが推測できます。

問題は大運と流年の推移にあります。単純に大運を【乙丑】として見るのではなく、前半を水旺、後半を土旺として力量計算をする必要があります。この力量計算はまた、旺相死囚休の理に則って行うため、大運が水旺である時と土旺である時とは、その力量差に雲泥の差が生じることになるのです。

すなわち、原局において火が強い岡田さんの命式も、水旺の大運下にあれば火は死令となるため、その力量は全然大過しないわけです。しかしながら、土旺に入ると火は休令となるため、一気にその力量を増すわけです。つまり、ちょうど2000年から水旺の大運であったのが、2024年からは土旺へと移るため、五行エネルギーのバランスが激変するということです。

さらに、これに流年の干支の様相も加えて見ると、2026年というのが非常に悪い流年であることが分かります。2026年は【丙午】で大運は丑・土旺へと切り替わっており、なおかつ非常に強い火が巡ることに加え、おそらくは午・戌・午という火局半合以上を形成するため、時柱によっては命に関わる病気あるいは災難が生じる可能性があると言えるでしょう(時柱が不明のためあくまでも可能性としております)。また岡田さんは徐々に太ってきていますが、これは土(火)のエネルギーが次第に強まってきていることをあらわしています。

これはもちろん岡田さんの姓名構造も見た上でのことですが、岡田さんの姓名は火二つ、水二つ、土一つという構造となっており、水が火に遮られていることも気になるポイントです。大きなマイナス点の一つは三才の構造が悪いこと(喜神の水が火と相剋)、そして先天運とのバランスにおいても忌神がやや優性となっていることです。これらを総合して判断した結果、おそらく何か重篤な病の兆候が既に現在において出ているのではないかと思った次第なのです。

なお病気についてですが、火強ですので第一は火の部位、次いで金の部位と水の部位が病原となりやすいでしょう。火の病としても心臓病・血流関係・脳梗塞など色々ありますが、五行バランスが崩れる時は概していずれの五行部位も不調(アンバランス)に陥るため、病原の特定は極めて困難なのです。

ちなみに岡田さんは躁鬱病を患っていることでも知られていますが、これは印がアンバランスな人に多く、なぜなら印は【精神(脳)】を象徴するためです。