四柱推命旺

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竹内結子さんの日干強弱と喜神・忌神~日干の強弱判断実例

皆さんこんにちは。今回は2020年9月27日に死亡(自殺と見られる)した竹内結子さんの先天運を解読してみたいと思います。早速竹内さんの原局を見てみましょう。

竹内結子さんの日干強弱判断

竹内さんの誕生日はウィキペディアによると1980年4月1日となっています。

天干
地支

日干は甲木です。月支・卯月・木旺ですので月令を得て特別格局となり、生まれは4月1日・乙木(劫財)司令のため陽刃格となります。月干に甲と干合の情ある己土がありますが、木旺ですので干合はしません。

日干の強弱はほぼ強と見て良いでしょう。その理由は月令を得ているということ。加えて日支に木を蔵する辰土をもつためです。また、後ほど説明しますが大運と事象を照らし合わせた結果も考慮しております。

一応、時柱を除いた原局における五行の力量を見ておきましょう。正確な数値として五行を示すことは、原局のバランスに対する先入観を正す意味もあります。つまり、庚・申(金)あるので金が結構強いのではないか?といった先入観です。これが思いのほか解命をする上で間違いの元となりますので、必ず目視判断ではなく数値を出すことが重要です。

五行力量
16.7
0
3.3
3.3
2

このようになっております。金は天干・地支にありますが、囚令のため3.3しかありません。対して旺の木は16.7ありますので、ほぼ身強と考えられるのです。また、申の蔵干に木を生じる壬水が含まれている点も考慮に入れる必要があります。つまり、申は暗に卯を生じる側面もあるという点です。

従旺格となる可能性について

日干が月令を得る場合は従旺格となる可能性も考慮しなければなりませんが、竹内さんの場合は従旺格の成立条件である『有力な官がないこと』に反するため従旺格とはなりません。

年柱は【庚申】であり、官が通根しており、なおかつ地支において卯剋申の気勢があるためです。これにより竹内さんの命式は従旺格ではない、ということが分かります。

地支における水局三合の可能性

重要な注目ポイントは地支に辰と申がある点です。鋭い人は既にお気づきかと思いますが、これら二つの地支は子がありますと、辰・子・申の水の三合を形成しますので、もし時支が子の場合は三合が成立し、水の力量は18を超えてきます。

水は竹内さんにとっての印(印綬・偏印)であり、大過する場合は印忌神となり、精神的な困窮や悩みの元となるものですので、今回の解命においては大変重要なポイントとなります。

なお、辰・申の地支でもって水の半合が成立するという占い師もいますが、これは間違いですので特に注意してください。『半合は旺支を中心にして成立する』ものですので、辰・申では合は成立しません。旺支とは卯・午・酉・子の四つの地支のことです。

竹内結子さんの喜神・忌神

それではこれより竹内さんの用神・喜神・忌神を解命していきましょう。命式の身強はほぼ確定的であり、格局も陽刃格で間違いありませんので、喜神・忌神はかなり高い確率で以下となります。

  • 日干: 甲木
  • 格局: 陽刃格
  • 日干の強弱: 身強(小強~中強程度)
  • 用神: 火もしくは土(木強なら火、水強なら土)
  • 喜神: 火・土
  • 忌神: 木・水
  • 閑神: 金(ただし、木強の場合は喜神)
  • 調候:不要

このようになります。喜神・忌神はほぼ明らかですが、用神については木最強となるか、はたまた水最強となるかによって変わってきます。つまり、時支が子であれば三合の影響によって水最強となるため用神は土です。ただし、時支が子以外の場合は木最強となるため、確率的には用神・火となる可能性が高いと言えるでしょう。

しかしそうは言っても、時柱が分からない以上は事象との照合を行わなければ明確なことは言えませんので、次は竹内さんの事象と大運をあわせて見ていきましょう。

大運と事象の関係によって明らかになる喜神・忌神

大運と事象の関係を読むことにより、竹内さんの喜神・忌神が明確となります。それではご覧ください。※ソースは全て【竹内結子(ウィキペディア)】を元にしております。

1995年(平成7年)、大蔵省(現財務省)のCMでデビュー。

1996年(平成8年)、堂本光一主演のテレビドラマ 『新・木曜の怪談 Cyborg』(フジテレビ)での快活なヒロイン役女子高生としての全話出演で女優デビューした。

この時大運は【戊(土)寅(木)】でした。寅・卯・辰と木局方合成立し、木のエネルギーが大変強まります。ただし寅は丙火を蔵するため木生火の情あり喜の傾向があらわれます。また天干には喜神と思われる戊土あり。

日干・甲木にして比劫の木強である場合、女優としての成功は食傷(火)、そして財(土)の木が流通することによって起こるため、竹内さんの場合は火・土の有無が鍵となります。

その後は数々のドラマや映画などに出演、1999年(平成11年)に放送されたNHK連続テレビ小説 『あすか』、2001年(平成13年)に放送されたテレビドラマ 『白い影』(TBS)ではそれぞれヒロイン役を務め、広く知られるようになった。その翌年に放送されたテレビドラマ 『ランチの女王』では、フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ(月9)に初主演した。

大運は1998年から【丁(火)丑(土)】へと切り替わりました。丑月は概して前半水旺、後半土旺となりますが、竹内さんは大運逆旋のため前半6年間が土旺となります。つまり1998年~2004年頃が最も運期良好となるのです。加えて天干に丁火もあらわれ、甲木が発火するため、死亡する時までにおいて最も運勢の強い時期に当たります。

2003年(平成15年)に公開された映画 『黄泉がえり』に出演した頃には、「泣きたい夜には、竹内結子」というキャッチフレーズ入りポスターが東宝によって作成された。

大運は【丁丑】継続であり、土旺のため最も運勢が強い時期。名誉運・財運強。しかしその後土旺から水旺に切り替わる点が注目ポイントです。大運は2005年頃より丑月・水旺運へと変わります。

2005年(平成17年)6月、映画『いま、会いにゆきます』で共演した中村獅童と結婚。妊娠していることも公表し、同年11月に第1子となる男児を出産(2008年2月に離婚。親権は竹内)。

2007年(平成19年)に公開された主演映画『サイドカーに犬』での演技は高く評価され、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、日本映画批評家大賞主演女優賞など、多くの受賞した。

2008年(平成20年)、月9ドラマ『薔薇のない花屋』にヒロイン役で出演し、3年ぶりにドラマ復帰した。翌2009年(平成21年)には、アメリカABC制作のテレビドラマ『フラッシュフォワード』に出演した。

2008年まで大運は【丁丑】継続ですが、2005年から水旺に切り替わるため、2004年を頂点に運期がやや低下しはじめます。経歴を見ると大いに活躍しているようですが、印の水が強まることにより、内面においては精神的な悩みがあらわれる時期です。

ただし、やはり水旺とはいえ丑は土の地支ですので、喜の作用は当然あります。また、後ほど説明しますが竹内さんは姓名の運勢が強いことも手伝っています。

2010年(平成22年)、スペシャルドラマ『ストロベリーナイト』で主演を務め、初の刑事役に挑戦した。

2014年(平成26年)、三谷幸喜作・演出の舞台『君となら』で主演を務め、舞台に初挑戦。

2015年(平成27年)、主演作品『残穢 -住んではいけない部屋-』が、第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品される。

2018年(平成30年)、HuluとHBOアジアの初の国際共同製作ドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』で女性版シャーロック・ホームズを演じ、Huluにて配信されHBOでも世界19か国で放送された。

大運は2008年12月~【丙(火)子(水)】へと変わりました。地支に忌神と思われる子水があらわれ、培木しますので、明らかに運勢が衰えはじめます。経歴としては何ともないようですが、子は水のエネルギーが最も強く、また水の三合を形成するため悩みの深い時期となります。※ただし時支が午の場合は水強となることを防いでくれます。

印が大過する時の事象としては、インプット大過(アウトプットは食傷)のため精神的な悩み・自由を束縛されるなどが起こりやすいでしょう。特に甲木は脳・神経を象徴する五行ですので、日干・甲木の印強は悩みが深いことを意味します。

また竹内さんはとてもお酒が好きなことで有名ですが、水強でなおかつ水忌神のため飲酒に溺れやすい時期とも言えるでしょう。

ここでのポイントは丙火です。喜神の丙火が大運に巡っていることにより、水勢が増しても甲木にかろうじて生気があることがうかがえます。これはやはり、竹内さんにとっては火が用神である可能性を示しています。

2019年(平成31年)2月27日、所属事務所の後輩の中林大樹と再婚、連名で報告した。

2019年(令和元年)8月28日、第二子を妊娠していることがわかった。翌年1月末に男児を出産。

2020年(令和2年)9月27日2時ごろ、夫の中林大樹により東京都渋谷区にある自宅の寝室(クローゼットの中)で首をつった状態で発見され、搬送先で死亡が確認された。40歳没。遺書は見つかっていない。

そして2018年12月より大運は【乙(木)亥(水)】へと切り替わりました。天干・地支ともに忌神となり、用神と思われる火が消えたことが非常に心配な大運であります。丙火(太陽)が消えることにより、木はさらに勢いづいた水に流され、朽ちるといった運勢傾向となります。

またポイントとしては、この大運に入ってからすぐに結婚をしていることです。前回の結婚時も土旺から水旺への切り替わり地点でしたが、これは印が強まることによる精神的な変化も関係していると思われます。概して印強忌神の時は精神不安定となって寂しがりとなるためです。

さらに【乙亥】へと大運が切り替わった直後に結婚をしているため、結婚を機に何らかの悩み事を抱えた可能性もあります。概して女性にとって夫は『官(竹内さんの場合は金)』に象徴されますが、金は忌神の水を生じるため、もし家庭における悩み事である場合は夫が関係している可能性があります。

ともあれ、以上で竹内さんの忌神が木・水であることが明確になったのではないでしょうか。

それでは最後に、竹内さんの死亡時の四柱を見てみましょう。水が強ければ強いほどインプット大過となり、精神的に落ちている状況と考えることができます。9月27日2時頃の発見ですが、死亡時とするため少し時間を巻き戻しています。

天干
地支

であり、この時刻(23時~翌1時頃)の五行の力量は以下となります。

五行力量
2
0
0
25
20

この時刻においては喜神の火・土皆無。また金25ですが、金生水ですので実際は金20、水25程度と逆転しています。これは水生木の情が弱いことも考慮しています。

竹内さんの結婚後の姓名と自殺の関係性について

また注目すべきこととして、先天運と姓名との関係があります。ここは四柱推命サイトなので姓名については簡単にご説明致します。

結婚前の本名・芸名は【竹内結子】であり、五格は天格・陰水、人格・陰土、地格・陽土、外格・陽水、総格・陽土と、喜神の土が三格を占めており、これは大変喜の作用があるものです。用神と思われる火がないのが少々惜しいですが、姓名と先天運との関係が素晴らしいため、女優として大いに発福することとなりました。そして喜神の土は財であり、人気運を象徴するものです。

しかし中林さんとの結婚後の姓名【中林結子】についてはどうでしょうか?既に多くの方がご存じと思いますが、三才【木・水・土】、外格・金、総格・金と先天運とのバランスがとても悪くなり、また凶数と三才の相剋があるため、今回の結婚を機に運勢が急落していることがうかがえます。忌神の木・水に加え、金は水を生じるため先天的忌神である水を強める結果となり、気分の落ち込み・不安感がさらに強まることになります。

つまり、やはり結婚後の姓名が自殺にも影響を及ぼしたわけですが、このことからも、姓名は生命であり、四大運・三才はもちろんのこと、先天運とのバランスをも考慮した命名を行うことが大変重要となるのです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。